20ソアラ ドアトリム 色移り変色のリペア
自動車販売店様から20ソアラのドア内張の補修をご依頼頂きました。
旧車と呼んでも差し支えない年式になってきた20ソアラ。
未だに愛好家の間では根強い人気があるモデルです。
ご依頼内容はドア内張に貼られていた生地の色が移ってしまい落とすことができないというものです。
前オーナー様がイメージチェンジでレザーの上に赤い何らかの生地を貼り付けられていたことが原因です。
色移りというのは厄介で、完全に落とすことができない場合は塗装で隠蔽するしか補修方法がないのですが、残った色の成分は元々浸透しやすい性質を持っていることになるので塗装した塗膜にも色が移ってくる可能性があります。
実際に今回の施工もはじめは生地を傷めない程度にできるだけ色を取り除くクリーニングを行い隠蔽塗装で仕上げたのですが、一週間後には残った色が塗装の下から浸透し出てきてしまうという症状が発生していまい再度施工し直したというケースになります。
再施工の際は生地は荒れてしまいますが色を除去することに重きをおいて強い溶剤クリーナーで色を極力除去して再度塗装で仕上げました。
※クリックorタップで写真拡大できます。
ご担当者様にOKをいただけ2度目の施工後は再発もしてないようです。
引き続き同車のレザーシートの補修もご依頼頂きましたので次回ご紹介致します。