レクサス RX レザーシート劣化補修

レクサスRXオーナー様からレザーシート劣化の補修をご依頼頂きました。

レクサスRX

 

実はこちらの運転席シートは一度他店でリペアされたとのことで、施工後2カ月ほどでヒビ割れてしまうものなのでしょうか、とオーナー様からご相談頂きました。

短期間で、しかも毎日はお乗りにならないシートがそのようになってしまうのは何か原因があるかもしれないと思い、まずは実車を拝見させて頂くことに。

レクサスRX施工前

 

レクサスRX施工前2

確認したところ下地処理が十分でないことが一因のようでしたが、如何せん元の状態が完全には把握できませんでしたので、可能な範囲で対応させていただくということでご承諾頂き施工させていただくことになりました。

 

まずは徐々に削り込んでいき、前回どの程度の処理をされていたかを確認しました。

写真はございませんが、やはり下地処理が不十分だったようで深いヒビは残ったまま、その溝を塗料で埋めて仕上げているような状態でした。

浅いヒビや硬めのレザー、中のクッション(ウレタン)が硬めで型崩れしにくいもの等はそのような処理で良い場合もございますが、このレザーは柔らかめ、中のクッションもソフトなほうなので変形しやすくしかもヒビが深いとなるとそこにひずみが出来やすくなります。

耐久性の高い専用塗料を使用しているとはいえ、その程度の処理しかされていないとなると短期間でヒビが発生してもおかしくない状態だったことが考えられます。

このような場合、当店では深いヒビは浅く、なるべく均一に近い状態になるまでレザーの厚みを伺いながら丁寧に削ります。

こちらが前回施されたリペア部分も含め深いヒビまで削り取ってある程度まで均した状態です。

レクサスRX施工中1

 

レクサスRX施工中2

こうすることで塗料を必要以上に重ねる必要が無くなりますので、ある程度は仕方ないにせよ過剰な硬さも出さずに仕上げることができます。

因みに、以前ご紹介した当店サンプルのRX-7のシートも同様の施工方法でしたね。

 

また、他に要因を挙げるとすれば塗料の選定や分量です。

専用塗料には密着性や伸縮性、折り曲げや擦れに対する強度、硬さなどが異なったものが数種類あり、更に添加材も数種類ある為使い方を間違うと本来のパフォーマンスが発揮できないものになってしまうのでそこにも気を遣う必要があります。

 

そして今回は以前リペアされていない助手席の補修もご依頼頂きましたので、併せて施工前後の比較をご覧ください。

レクサスRX施工前1 レクサスRX施工後1

 

レクサスRX施工前2 レクサスRX施工後2

 

こちらは助手席。

レクサスRX施工前3 レクサスRX施工後3

お引き渡しの際、前回とは違い良い感じですとオーナー様からのお言葉を頂け一安心。

恐らく問題はないと思いますが、ひとまず様子を見て頂くことになりました。

この度はご依頼ありがとうございました。

 

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