RX-7 レザーシート擦れ・劣化の補修
前回に続きマツダRXシリーズの施工です。
RX-7のレザーシートを補修しました。
こちらは当店の展示サンプルとして使用する為のものです。
サンプルに最適な程良く?劣化したシートが入手できました。
このシート、左右非対称なんですね。
比較の為半分だけ施工します。
写真では分かりづらいですが相当汚れていましたので施工個所を念入りにクリーニングし、劣化したレザー表面をステッチ等を傷つけないよう丁寧に削っていきます。
人間の体で言うと硬くひび割れた皮膚の角質を除去するようなものです。
削りが甘いと仕上がりがイマイチになりますが、かといって削り過ぎても地がでてしまうので劣化の程度を見極めながら最適な状態に持っていきます。
部分施工の際、周囲との釣り合いをとる為に削り具合を調整し使用感を残したりする場合もございます。
下地調整が済んだら塗装に入ります。
特殊なレザー用の塗料使用し、色は現物合わせで調色します。
今回は分かりやすいように、施工していない箇所の汚れた色に合わせて調合します。
この塗料にはある程度の膜厚がありますのでごく浅いヒビやキズには塗り込みを重ねて整えていきます。
塗料や削りで対応しきれない深さのある箇所は特殊な充填剤を用いて成形します。
仕上がりはこのようになりました。
施工前後の比較です。
このシートは展示サンプルとして使用しますので、ご興味のある方は当店へお越し頂ければ質感などもご確認頂けます。
尚、当店は不定休で店舗不在の場合も多い為、お越しの際は事前にご連絡をお願いします。